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卒業を間近に控え、多忙な日々を送るUNLVホテル学部の中川理奈さん。 2003年の夏には、日本を代表するリゾートホテル「ブセナテラス」で アルバイト研修を経験。 2000年の沖縄サミットでも使用されたこの名門ホテルでの 2ヶ月間に及ぶ研修を中心にインタビューさせて頂きました。

まずは自己紹介をよろしくお願いします。

 UNLVホテル経営学部4年の中川理奈です。 2003年の夏に沖縄のブセナテラスで2ヶ月間という短い期間ですが、 アルバイト兼研修をさせてもらいました。

今回の研修先はどのようにして見つけられたのでしょう?
 とりあえず、気になるホテルにメール、FAX、電話で連絡しました。 履歴書を添付して、合計で10以上は出しました。返事が戻ってきたのは半分ぐらいですね。 日本の実家に連絡をくださったところもありました。
中川さんはアメリカでホテルの勉強を為さっているわけですが、なぜ研修先に日本国内のホテルを選ばれたのでしょうか?

 大学が残りあと1年になって、自分なりに卒業後の進路をどうすべきか悩んでました。日本で就職すべきか、アメリカで働くか。それで日本のホテルがどういうものか一度身を持って経験したかったのです。

ブセナテラスはどんなホテルなのですか?
 ブセナテラスは沖縄本島北部に位置するブセナ岬にありまして、客室数419室、 レストラン7つその他プールやスパ、ライブラリーなどを持つ、沖縄でも有数の高級リゾートホテルです。ホテルのロビーは窓が大きく光と風が取り入れられるようそしてバルコニーがビーチに面するつくりになっていて、バリ島のようなアジアのリゾートを思わせる雰囲気です。またブセナテラスは敷地内に2000年のサミットで使われた会議場があり、各国首脳が滞在されたホテルでもあります。
なぜブセナテラスを研修先として選ばれたのでしょうか?
 とりあえず短期間であったことと、従業員用の宿泊設備の有無なんかで一番条件にあっていたんです。 他のホテルでは電話すると、その次の週に説明会があって2週間後には仕事が始まりますといわれて、学期の途中4月でしたから、そちらは断念しました。私はリゾートホテルに興味があってそういう意味でもプライベートビーチのある沖縄のホテルは魅力的な場所でした。
現地に行くまでホテル側との連絡はどのようにして取っていたのですか?

 必要な事はメールで連絡して、日本に帰ってからは電話でも連絡しました。私の場合、面接は無かったのですが、日本国内から応募した同僚などは電話面接があったようです。夏の沖縄ではかなりのアルバイトがあるみたいで月に2度くらいの割合で短期、長期のアルバイトが入社してました。

 実は私の働いていたセクションでは短期で有給のアルバイトで入る人はあまりいないらしいのですが、私は特別にそこの所属とさせてもらえました。おそらくアメリカの大学でホテル経営学を専攻しているということを考慮して頂いての事だと思います。


 中川さんの研修されたブセナテラスは『自然との調和/自然への回帰』をコンセプトに1997年にオープンした沖縄きっての高級リゾート。2000年に行われた九州沖縄サミットでは世界中から集結した各国首脳達をおもてなしするメイン施設として選出され、一躍世界から注目をあびる事となった。リゾートのみならず国際会議やコンベンションの受け入れにも高い評価を受けるホテルである。



仕事内容を教えていただけますか?
 はい、一般のホテルでベルに当たる仕事ですが、もっと細かいサービスも行っていたためブセナテラスでは「バトラー」と呼ばれていました。
バトラーって「執事」っていう意味ですよね?
 そうですね。海外の高級ホテルではそういうサービスを行うところが多いそうです。WESTINのSERVICE EXPRESSなんかと同じと考えていただければ分かりやすいと思います。
詳しい仕事内容は?

 チェックインのお客様がいらっしゃると、バトラーがお荷物を一時お預かりして、お客様をテラスのソファにご案内します。お客様のお名前等の情報をフロントデスクに連絡して、その間にお客様にはウェルカムドリンクをサービスします。フロントのチェックイン手続きと、お客様への館内説明が終わると、今度はバトラーがお客様のお荷物を持ってお部屋まで一緒に行くわけです。そういった形で1組1組繰り返されます。

 初めてのお客様はお席でのチェックインに大抵驚かれますね。またレンタカーでいらっしゃるお客様がほとんどで、バレーパーキング(お客様の車を駐車場から出し入れするサービス)も行ってました。またホテルの敷地が広くて、離れたところにSUITEのコテージが15室、別館やビーチサイドにレストランがあったので、ホテルのロビーからゴルフ場にあるようなカートでお客様を送迎してましたね。あと、お客様のランドリーの預かり、配達や宅配便のお荷物の手続きなどなど。もう、ほんとなんでもやりました。

外国人の宿泊客はどのぐらいいました?
 アジア系の方がけっこういらっしゃいましたね。韓国や中国から。また米軍基地がありますから、アメリカ軍の方がご家族でいらっしゃったり、たまにヨーロッパ系のお客様もいらしてさまざまでした。そういえばサミットを行った関係で、研修期間中に駐日アメリカ大使もいらっしゃいました。
仕事で大変だった事はありますか?

 私はいわゆる高卒でアメリカに留学してきて、日本で働いていた経験が全く無いんです。 アルバイトすらしたこともありませんでしたし・・・それで恥ずかしいんですが敬語や丁寧語を使うのがどうも苦手で、日本人なのに日本語がうまく使えなくて大変でした。

 あと沖縄はリゾート地ですから、お客様のお荷物なんかは海外旅行並みのスーツケースで、荷物を運ぶのは正直大変でしたね。夏の沖縄は一番忙しい時期で客室の稼動も連日90%ほどでほぼ毎日残業があって、ラスベガスと違う蒸し暑さや台風がきたり天気にも悩まされました。

仕事場の環境はどうでしたか?

 わたしが仕事を始める前に人事の方とずっと連絡をとってたんですが、沖縄に着いて初日初めてお会いすると若い方で驚きました。実際、ホテルの従業員もホテルが新しいせいか、20,30代の方がたくさんいましたね。全国いろんなところから仕事に来てましたし、夏期だけのアルバイトの人も結構いました。帝国ホテルやインターコンチネンタル、ディズニー系列のホテルで過去に働いて方もいらっしゃいました。いろんな人に出会えてすごく勉強になりました。

もう卒業間近ということですが、これからの進路は?

 いま就職先を探しているところです。もし日本に帰ることになれば沖縄にまた行きたいのですが、とりあえず若いうちにいろいろな場所で経験を積みたいなと考えています。あと、お金を貯めてフランスにワーキングホリデーに行きたいですね。英語もまだまだなんですが、もうひとつぐらい違う言語が話せるようになりたいです。いつか南太平洋に浮かぶ島、タヒチとかカリブ海のビーチサイドのようなのんびり時が流れる場所で仕事が出来ればいいなと思います。


 高卒で日本を飛び出しアメリカへ。研修のために日本沖縄へ飛び、卒業後はまたフランスで勉強したい!! ホンワカとした外見とはウラハラに、若干22歳とは思えない内なるパワーをお持ちの女性でした。そうやってチャレンジを続けていけば、きっと南の島でお仕事をする夢叶いますよね!!

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