ホーム

先輩の声
就活日記
就職最前線
企業訪問
過去の活動
 
 先輩の声

日本人選手もだいぶ増えて、注目されるメジャーリーグ。 今回はメジャーリーグのシーズン前に行われるスプリングキャンプでアスレチックトレーナーのインターンシップをされた武井敦彦さんのインタビューです。

 


Texas Rangers

まずは自己紹介をよろしくお願いいたします。

UNLVでスポーツインジュリーマネージメント(スポーツ傷害管理)を勉強している武井敦彦です。今、シニア(4年生)で、来年5月卒業です。

どのようなインターンシップだったのですか?

 メジャーリーグのチーム、テキサスレンジャーズでスプリングトレーニングのインターンを2週間行って来ました。

このインターンプログラムは、日本のテーピングの会社である、キネシオテープと日本野球アスレチックトレーナーズ協会(JBATS)、全米野球アスレチックトレーナーズ協会(PBATS)の3団体が共同して、日本人のために主催されたものなんです。

日本から6人、アメリカから6人の日本人が参加して、日本組とアメリカ組から1人ずつのペアを作って、メジャーリーグのチームでインターンします。チームはテキサスレンジャーズだとか、アリゾナダイヤモンドバックス、カンザスシティロイヤルズ、シカゴホワイトソックス、サンディエゴパドレス、シアトルマリナーズで毎年インターン先を提供してもらっているようで、10年くらいやってるプログラムです。

このプログラムのことはどのようにして知ったのですか?

もともと日本野球アスレチックトレーナー協会のウェブサイトに情報が載っていた、UNLVのヘッドトレーナーからこのプログラムの手紙をもらいました。

インタビューでは何を聞かれましたか?

キネシオテープの職員の方から国際電話を頂いて、なんでこのインターンに行きたいのか、メジャーリーグに関してどんな印象を持っているか、自分のトレーナー像はどういったものか、といったことを聞かれました。

でも、インタビューの電話を待っていたんですけど、なかなか電話がかかってこなかったんです。それでこちらから何度かけてもなかなか担当の方がつかまらなくて………., やっと締め切りの当日にインタビューをしていただけて、かなり冷や汗かきましたね(笑)。

それと僕の知り合いの2人からの推薦を頂けたのは大きかったのではないかと思います。

やっぱり野球が好きなんですか?

そうですね。小学生の時に野球をやっていて、一応ピッチャーで4番打ってたんですよ。 ヤクルトのファンでよく神宮に見に行ってましたよ。 でもサッカーの方が可能性がありそうだったんで、中学からはサッカーをしました。 それでサッカーも辞めて高校からはテニスやったんで、あんまり野球とは関わらなくなってしまったんですけど。

でもアメリカに来てから初めて観に行ったオークランドアスレチックスの試合が面白かったし、なによりもスタジアムの雰囲気がまた日本と違ってその迫力に圧倒されましたね、それからメジャーにはまってしまい、今ではよくラスベガス51の試合を観に行きますね。

テキサスレンジャーズでは有名選手がいましたか?

日本でもプレーしていた選手もいますし、昔大活躍したコーチとかもいらっしゃってピッチャーの動きなどのことを色々教えてもらえてすごく勉強になりましたね。

最初の3日間くらいは、手に汗握るくらいそわそわしてましたけど、だんだんコミュニケーションがとれるようになってきてから、大分落ち着きましたね。

インターン中の生活はどんな感じでしたか?

 ホテルでの起床が4時半で、マイナーチームのトレーナーの人が迎えに来てくれました。それで朝五時ぐらいから1時間ぐらいトレーナーやチーム関係者がジムで体を鍛えています。

みんな目とか半分以上つむってるのに、なぜだか毎日やっていますね。だったらあと一時間寝ればいいのにってかなり毎日突っ込みたかったですが(笑)。でもこれもプロとしての自覚なのかもしれないですね。

食事はメジャーとマイナーで分かれていて、その差があからさまで驚きましたね。 メジャーの食堂はある意味コンビ二です。アルコール以外ならなんでも好きなときに好きなものを飲食できるようになっています。だからいつも仕事が終わるとおつまみ系のビーフジャーキーとか大量にホテルに持ち込み、晩酌をしていました(笑)。

実際のアスレチックトレーナーとしての活動はどうでしたか?
 

体を触らせてくれる選手もいれば、儀式的なルーティーンがあって入り込めない選手もいて、まちまちでしたね。最初の一週間目はヘッドトレーナーやアシスタントトレーナーからあの選手のストレッチしてとか頼まれたりして、二週間目くらいからは自分達でアイシングだとか、軽いマッサージだとかストレッチは率先してできるようになりましたね。雑用とかでも、相手が相手なんで全然苦にならなかったですね。

でも、一回大失敗しちゃったんですよ!

練習試合の遠征に行くときに、ヘッドトレーナー、マイナーチームトレーナー、日本からのパートナー、そして僕が行くはずだったんですが、ヘッドトレーナーが"俺を置いてかないでちゃんとバスを待たせてろ"って言ったらしいんですが、その時聞き間違えてバスを行かせちゃったんですね。それで5分後ぐらいにヘッドトレーナーが出てきて、"バスはどこだ!!??っていうから"行っちゃったよ"って返答したんですよ。

それで結局マイナーチームのトレーナーが車を出してくれたんですが、でも当日の朝方まで選手に遊びに連れていってもらってたんで、絶対寝てはいけない車内ですごく張り詰めた状況なのに車内で爆睡してしまいました(笑)。

遠征から戻ってきたら、選手、チームスタッフみんなから笑われましたよ。 そのお陰で、ちょっとチームの一員になれた気もしました。

だから今考えると結構おいしかったかもしれませんね(笑)。 その車を出してくれたトレーナーはかなりその後冷たくて、全然口聞いてくれなかったんですけど、その夜に親睦会がHOOTERS(バー)であったので一気に打ち解けて、逆に仲良くなりましたね(笑)。やはり言葉は違えど、男が楽しむ物って世界共通なんですね(笑)。

終わってみてどうですか?

やっぱり、プロの環境を経験できたし、トレーナーがどういう風にしているのか、技術とか施設とか見れてすごく良かったです。

ラスベガスの高校でもインターンさせてもらいましたし、UNLVでもアスレチックトレーナープログラムで大学スポーツの経験もしています。でも今回はプロのインターンができてやっぱり最先端の施設とか、プロの選手を相手にする楽しさ、大変さを勉強できました。

大学(UNLV)もやってることはそんなにプロと違いはないんですけど、やっぱりプロの選手は手厚く保護されているという感じがしましたね。

それとプロは自分の体のことをよく理解していましたね。大学生ならこの辺が痛いって来るんですけど、プロの選手はこの筋肉の健の部分が張ってるんだけどって言ってきますから。

パートナーの日本人との交流はどうでしたか?

そうですね。ちょうど彼は鍼灸の学校行っている人だったので、東洋医学のトレーナーに対してのアプローチとかいろいろ情報交換をしたりすごく有意義な時間を過ごせたと思います。


      本場の野球や環境を体験できるこのインターンシッププログラムで、

最新を技術を学び、貴重で、楽しい思い出が作れたことでしょう。


本当に楽しそうですね。

いや〜、中南米の選手とか本当に明るいですよ。朝の6時くらいから踊ってますよ(笑)。

彼らは野球してないときは、冗談ばっかり言ってますね。 やる時はものすごい真剣なんですけど、抜くときはものすごい抜くんですよね。

オンとオフの使い分けが上手だなって思って、日本ではそういうのはタブーとされているアプローチだとは思うんですが、とにかく彼らと過ごした時間も今ではいい思い出です。

今はUNLVに戻られていますが、何か変わりましたか?

UNLVに戻った後、やっぱり選手達が目標とするメジャーでインターンしてきたこともあって、メジャーの選手はどういう体のケアをしてるのとか?っていう質問をよくされましたね。

そういう風に学んだことを大学の選手に生かせたのはすごいうれしいことですよね。

学校2週間丸々休みましたけど、行って良かったですよ。 しかも帰ってきた週がちょうどスプリングブレイクで3週間学校行ってなくて、さすがに休み気分がその後抜けなくていろいろ調整するのが大変でしたけど。

でも先生とかも学校心配しないでいいから、2週間しっかり学んでおいでっていう感じで送りだしてくれたんで、すごい嬉しかったです。

プロの選手達に触れて、自分がなぜトレーナーになりたいのかを改めて確認できました。とにかく素晴らしい2週間でした。


楽しい話が尽きないメジャーリーグでのインターンシップ。 トップレベルに登りつめ、そこにい続けようとするメジャーリーガーとの体験は武井さんにとって貴重な財産となることでしょう。インターンでの経験を生かして、また新たに飛躍する武井さんを応援いたします。インタビューお疲れ様でした。

                  [ 先輩の声に戻る ]

                    [ ホーム ]