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2003年12月にUNLVのホテル経営学部をコンベンション専攻で卒業。その後、ラスベガスの最大手ホテル、MGM-Grandホテルに就職された平良麻衣さんの登場です。たくさん為になる話聞いてきました。
MGM-Grand

まずは自己紹介をよろしくお願いいたします。

 現在、MGM-Grandの 人事(HR)でEmployment Specialist として働いている平良麻衣と申します。

具体的な仕事内容を教えて下さい。
 人事採用の流れの一部であるバックグランドチェック、ドラッグテストの担当をしています。またMGM-Grandだけでなく、MGM-Mirage( MGM-Grand, Mirage, Bellagio, NYNY, TI ホテル他)内の従業員の転任・移動も私の担当です。その他、Employment Centerでの応募者のアシストやスクリーニングもしています。
スクリーニングとは具体的にどんなことをするんですか?

 応募者がアプリケーションを出し終わってから、それが各部署にいく前に行われることなんですが、アプリケーションがしっかり完了しているかどうか、またその本人のプレゼン能力はどうかなどをチェックします。ミニ面接みたいな感じですね。

へー、それって重要ですよね?
 そうですね。私たちをパスしないと各部署との面接までは辿り着けないんです。
こんな質問していいのかわからないんですが、具体的にどのようなところをチェックしているのですか?
 仕方ないなー(笑)特別に教えちゃいますね。スクリーニングをする時、私たちは大きく5つのポイントで見ています。Experience, Job Stability, Job Related Communication Skills, Appropriate Appearance, Presentationの5つです。 各ポイントに0〜4の評価基準があり、平均で2.0〜2.5以上のポイントが必要になります。
この5つのポイントの中でどれが一番重要ですか?

 どれも大切なのですが、Appearanceは重要だと思います。よくEmployment Centerにアプリケーションを出しにくるときに、ジーンズ、Tシャツでくる人がいるのですが、それは良くないです。部署との面接でないと思ってそのような格好でくると思うのですが、その時点でHRの人はかなり低い数字をつけていると思いますよ。

へぇー、その時点から見られているんですか? もしかして学校とかで行われているジョブフェアーとかでもAppearanceは見られているんですかね?

 だと思いますよ。10月に行われたマーケットプレイスは1日しか開催されず、学生もクラスとクラスの間に参加せざるを得ないため、スーツで参加するのに抵抗があった人もいたかもしれません。でもあのようなジョブフェアーの場合、ブースにはリクルーターが来ているのでしっかりその辺もチェックしていると思いますよ。

貴重な情報ありがとうございます。とてもやりがいのある仕事だと思いますが、人事の仕事をしていて大変なことはなんですか?

 たくさんありますよ。やはり英語に関しては今でも大変です。アメリカは差別に厳しい国なので、言葉遣いや単語の使い分けには気を使っています。面接の時には使っていけない言葉や単語とかもあるので注意しています。

 またアメリカ人社会だけではないと思うのですが、職場の人間関係でつらい思いをしたこともありました。でも厳しい環境にありながらもやりがいがあり、楽しく仕事をできていてとても満足しています。


 平良さんの勤務されているMGM-Grandは客室数全米NO1の巨大ホテル。カジノフロア、コンベンション施設等の総規模はダントツの世界一。またライオン展示室、高級レストン、ナイトクラブ、ボクシング世界タイトルマッチ等にも使われる巨大ホールなど、様々なエンタテイメント施設で子供から大人まで楽しめるホテルです。



人事の人から見て何か学生たちにアドバイスありますか?面接に備えて何ができるかとか教えて下さい。

 そうですね。面接に来たときに何をやりたいかをはっきり言えることは大きなポイントだと思います。もちろん、Experienceも重要ですが、私はやる気のある人、芯の強い人が好きです。

いろいろ貴重なアドバイスありがとうございました。それではここで話をかえて、麻衣さんの学生時代の話を聞かせてください。
 一番最初に留学したのは高校の時なんです。カリフォルニアの田舎の高校に1年弱交換留学しました。もともと英語には自信があったのですが、その当時はかなり苦労しました。でも田舎の高校だったので、日本人がほとんどいなかったという環境と、バスケやオーケストラなど学校のアクティビティを通してアメリカ人をコミュニケーションをとらないといけないかったという環境のおかげで英語力と自信がつきました。
なぜUNLVを選んだんですが?

 私、沖縄出身なんですが、沖縄の環境ってユニークで、アメリカ軍基地がたくさんあるんです。私が日本の大学に行っていたとき、基地内の大学で学ぶ機会があったんですよ。もちろんそこにはそこには英語を話せる環境があって、他にも基地内の人達に沖縄を紹介するようなイベントに参加できたんです。そのころからホスピタリティに興味を持ち始めました。ちょうどその頃、UNLV出身の人に出会い、UNLVの存在を知りました。

 また、2000年の沖縄サミットの時にコンベンションの仕事をお手伝いさせてもらったのもあったりとイベント、コンベンションには興味があったので、UNLVに行くことにしました。ラスベガス、UNLVはコンベンションに強い学校ですし。

UNLVでの学生生活はどうでした?

 さすがコンベンションの街にある大学だけあっていろいろ勉強になりました。クラスでは時々コンベンションインダストリーの人達からの生の声を聞けたり、実際にコンベンション、イベントに参加できたりと、とても良かったです。

インターナショナルオフィス(ISS)で働いていたときのことを聞かせてもらえますか?

 とてもやりがいのある仕事でしたし、いい経験でした。入学する前に問い合わせをしてきた学生たちとE−Mailなどでコミュニケーションを取っていて、実際にオフィスにチェックインしてきた時に会えた時はなんだかとてもうれしい気分になりました。UNLVを選んでくれたんだーって。あっちも私を覚えていてくれた時はもっとうれしかったです。

 他にいろいろなオンキャンパスのイベントのお手伝いをしたりと、大変な仕事だったけど、ISSでの仕事の経験は今でも役に立っています。

ここで見ている人が気になる就職活動について聞かせてください。今のMGMでの仕事はどのように見つけたのですか?
 MGMにはインターンではいったのがはじまりでした。
インターンですか?
 UNLVのキャリアサービスが行っているレジメサービスのワークショップがオンキャンパスであって、そこでMGM-Mirageのリクルーターと話す機会があったんです。そこでMGMのインターンプログラムのことを聞いたんです。
もともとMGMには興味があったのですか?

 そーですね。ISSで働いていたとき、UNLVの学校関係者といろいろ交流を持つ機会があって、そのひとたちと話しているときにMGMの話になって、その時漠然とMGMで働きたいなって思いました。やはり大きな企業なのでそこで働けたら最高だなって思ったんです。

インターンをやるのにももちろん面接したんですよね?

 はい。はじめにアプリケーションを出したとき、自分の過去の経験等をエッセイにして提出して、そうしたらHRの人に2つのポジションを提供してもらえました。1つがMGM-Mirageのdiversity education(多様化の進む世界に目を向けて、それに順応できる人材育成)のインターンでもう一つが同じくMGM-MirageのCorporate HRの Senior Vice President(SrVP)につくインターンでした。今後のことも考えた時、SrVPにつくインターンがいいと思い、それに決めて。そして翌日にSrVPとの面接に進みました。

MGM-MirageのSrVPですか?どんな面接でした?
 すごく緊張しましたよ。でも過去にUNLVのdiversity programであるUnity Fairの企画、運営を担当した時の話をしたら、SrVPがその話に食いついて(笑)きてくれたんです。MGMはdiversity educationにはとても強い興味を持っている企業だったので助かりました。
へぇー、やはり色々な経験をしていたことがここ一番でいい結果に繋がったんですね。そのインターンではどのようなことをしたんですか?
 いろいろやらせてもらいました。私の場合、MGM-Mirageのインターンとして入ったので、MGM-Grandだけではなく、関連ホテルの全てを周って仕事ができたのがとても良かったです。内容としては、HRの仕事のほとんど全部をやらせてもらいました。例えば、Employment Centerでの業務、従業員に対するカウンセリングの立会い、ミーティングの参加、イベントのお手伝いなどしました。
インターンが終わった後にそのままMGMに就職したんですか?
 はい。ちょうどその頃新しいプロジェクトが動き出していたときだったんです。マネージャーからそのプロジェクトメンバーにならないかって声を掛けていただいたので、そのままMGMに就職しました。
すごいですねー。やはりインターンで麻衣さんの仕事が認められたからってことですよね。
 とてもうれしかったです。その誘いを受けたとき、マネージャーに「何でもやります!!」って言ってしまいました。
インターンの時もそうですが、今の仕事をしていていつも心がけていることって何かありますか?

 毎日の業務はちゃんとやるようにしています。とくに社内でのコミュニケーションは大事にして。そういうこともあり、上司から、また上司の知り合いの人からも信頼をされてると思っています。日本人の特長ある細かいところに目の届くような性格も良かったのかもしれません。

 また人に言われる前に何かやってみようと常に思っていました。例えば、これをこうしたらもっと効率よくできるんじゃないだろうかとか。それを思うだけでなく、レポートとして上司に提出していました。

誰かに何かしろと言われてするのでなく、自分でいろいろと考えて行動することって大事ですよね。さてインタビューもそろそろ終わりに近いですが、今後の目標みたいなものはありますか?

 ビザサポートがないので沖縄に帰ることになりそうです。 HR、diversity education関係の仕事は続けたいです。コンベンションにもまだまだ興味がありますし。でも将来はどんなことやるのかわかりません(笑)

 沖縄の方言で「なんくるなるさー(なんとかなるさ)」っていう言葉があるんですが、まさにそんな感じかな。ごめんなさい、夢がなくて(笑)

最後になにか一言
この未来へ.comのサイトを見たとき、思ったことがあるんですよ。昔、留学する前にこのようなサイトを見てとても参考になったなって。 これからUNLV,CCSNに留学を考えている人々に少しでも私の就活や留学の経験が参考になればいいなと思います。
今日は長い間本当にありがとうございました。
こちらこそありがとうございました。


さすが人事の仕事で人と話す機会が多い平良麻衣さん。とても話しやすく、終始楽しめたインタビューでした。また普段聞けないような話もいろいろと聞かせていただき、とても勉強になりました。向上心、行動力がある麻衣さんなら、これから先どんな大きな夢も叶えてしまうと思いました。これからも頑張ってほしいです。

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