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 2003年にCCSNを卒業後、ラスベガス・マッキャラン国際空港でゲートエージェントとして働いていらっしゃる伊東智浩さんにインタビューをしました。
マッキャラン国際空港

自己紹介をよろしくお願いします

 CCSNにてホテルマネージメントとデフスタディーを勉強している伊東智浩です。今はOPT(プラクティカルトレーニング)を使って、Servisari-Globeground N/Aにてグランドハンドリングの仕事をしています。

まずはアメリカに来た理由を教えてください。

 昔から英語に興味があったんです。だから高校の交換留学制度に興味をずっと持ちつづけていて、高校三年生の時に姉妹校であるカナダの高校に交換留学生として約二週間留学しました。まず、衝撃的だったのは、授業の活発さに感動しました。先生と生徒がなんでも言い合える。日本の授業のようにただ聞くだけの授業ではなく、先生と生徒、お互いが発言することによってさらに授業の内容が濃くなる。そんなスタイルが新鮮でもあり、自分自信に合っていると思いました。

 二週間の留学を終え日本に戻り、高校を卒業し、やはりアメリカへ行きもっと英語を勉強したいと思い続けていたところ、地元のスピーチコンテストで優勝したのです。その賞金がアメリカ留学への奨学金。思いも寄らないところで、アメリカ留学(夢)への切符を手にしたんです。

アメリカへ留学したのは何時ですか?

 今から約3年前にCCSNに留学してきました。

さて、伊東さんのメジャーはホテルとデフスタディーとありますが?

 もともと留学した当初のメジャーはホテルマネージメントだったんです。ラスベガスはホテルマネージメントが有名だし、もともとサービス業に興味があったのでもってこいのメジャーだと思いました。しかし、約2年前に僕の親友が交通事故に遭い、不運にも半身不随になってしまったんです。

 僕はアメリカにいたので日本にいて彼の支えになることができなかった。説明しがたいなんとも言えない罪悪感に襲われたんです。その時に遠く離れたアメリカにいて何かすこしでも身体障害者の方々のためになる事ができればと考えた時に、CCSNにデフスタディーというメジャーがあるのを見つけたんです。それからその科目をメジャーに付け加えました。

デフスタディーとはどのような勉強をするのですか?
 まずは手話を習います。もちろん、こちらで手話を勉強するわけですから英語の手話です。あとは、身体障害者の方々の心理だとか、扱い方などを勉強します。CCSNには耳が聞こえない学生が僕達、健常者と一緒のクラスで同じように学んでいます。そんな彼らからもいろいろなことを教わりました。
留学中に1番がんばったことは何ですか?

 とにかくアメリカ人に負けたくなかった。もともと負けず嫌いな性格もありますが、言葉の壁だけでバカにされるのは絶対に嫌だったんです。英語は下手でもやればできるということを証明したかった。だから今までの成績はオールA。ね、英語圏生まれでない人でもやればできるでしょ!!

さて、今学校に通いながらOPTをやられているそうですか、どのよう就職されたのですか?
簡単にいえば、タイミングがかなりよかったんです。僕はずっと航空業界で働きたいと思っていたので、たまたま、本当にたまたま(強調)、JALのチェックインで働いている知り合いに募集していないか聞いてみたんです。すると、「今、男のエージェントが欲しいっていってるよ」なんていうラッキーな返事が。それで早速履歴書を持参し、そく採用!ってなったわけです。本当にタイミングがよかった〜。そこ頃はOPTの学生でも採用してくれたのですが、今は残念ながらOPTでは採用してくれなくなってしまいました。
仕事の内容を教えて下さい。
 マッキャランン国際空港のターミナル2にてカスタマーサービスの仕事をしています。僕がお世話になっている会社、SeviceAir/GlobeGroundN/Aはいろいろな航空会社下請けハンドリング会社で、ここラスベガスでは日本航空、エアカナダ、ハワイアン航空、フィリピン航空等のチェックインから搭乗、そしてバッゲッジハンドリング等が主な仕事です。僕は主に日本航空、そしてハワイアン航空の到着と搭乗をハンドリングするゲートエージェントをやらせてもらっています。
ゲートエージェントとは?
 いわゆる、出発と到着を僕がコントロールしてるとでもいいましょうか(笑)。まずは、飛行機がゲートに到着したら飛行機とターミナルをつないでいる橋(ジェットブリッジ)を操縦して、お客様を飛行機から降ろす準備をします。どのエアラインにも僕の存在は重要です。さもないと、お客様は飛行機から降りれません(笑)。そして出発の際には、いかに飛行機をオンタイムに出すかというのも僕の仕事です。もちろん、安全性は1番に考えなくてはいけませんが・・・。もちろん僕もお客様の安全性を1番に考えていますよ!
 

 ServiceAir/GlobeGround N/Aは世界150ヶ所の空港にてハンドリングを行っている世界的にも大規模なハンドリング会社。ここラスベガスでは主に日本航空、ハワイアン航空、エアカナダ、アビアクサ、フィリピン航空、トランスメリディアン航空、そしてチャーターフライトをハンドリングしています。



仕事をしていて何か感動したエピソードは?
 

 先日、車椅子のお客様が団体でラスベガスにいらっしゃったんです。その方々は歩行が不可能なので、アイルチェアーという機内専用の車椅子を使って飛行機から降ろさなくてはいけなかったんです。でも、先ほどもお話させていただいたように僕の親友は半身不随です。そしてデフスタディーも勉強しています。正直言って車椅子の方を飛行機に乗せ降りさせるのはかなりの手間と時間がかかります。しなければいけない手順もいっぱいです。

 でもこんなチャンスはめったにないと思い、「僕が責任もってこの人たちを助けなきゃ」という使命にかられました。その方々のお手伝いを僕がリーダーになって到着そして出発の両方のお世話をさせていただき、なんとも言えない満足感で一杯になりました。そして最後には「本当によくして頂いて感謝してます」と嬉しい一言も。こういう瞬間、やっててよかったな〜って本気で思いますよね。

さて、そんな伊東さんの夢は?
   僕の夢はフライトアテンダントになること。今の仕事も僕の夢への第一歩です。今、自分がしていることはこれからの将来に必ず役に立つと確信しています、空港で働いていることも、そして手話も・・・。
最後に後輩へのメッセージをお願いします

 とにかく図々しく生きてください。悪い意味の図々しさではなくてよい意味での図々しさ。与えられたチャンスは必ず手に入れる。そして何事にも嫌といわずチャレンジする。自分からアクションを起こさないと何も始まらないですよ。 いや〜こんなんでいいっすか?!?!


 若干22歳の、伊東さん。とにかく今の若者にしては自分をしっかり持っていて、インタビューしているこちらも感心させられました。これからもその大きなハートで多くの人と触れ合っていって欲しいと思います。そして夢、必ず叶えてくださいね。伊東さんなら確実にゴールに手が届く人です。

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