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EBIエッセイコンテスト、奨励賞発表!

奨励賞、2作品目を筆者の了承を得てこちらに添付させて頂くことになりました。

 

<筆者の感想>

  去年未来へ.comのオリエンテーションに参加して エッセイコンテストの存在を知り、すぐに参加を決めました。 残念ながら大賞からはもれてしまいましたが、急遽奨励賞 を頂けることになり、自分の書いたものが認められたという点 とても嬉しかったです。 また、コンテストのレベルが高かったとお聞きしましたが、 それだけ夢を持ってアメリカに来ている人がいるという 証拠でもあると思います。とてもいい刺激になりました。

 

 

 カシノ経営を志す作品が奨励賞に輝きました。

 

 

                     我が行く道

 人は人生の中で何度か転換期を迎えるというが、高校三年目の一年間は間違いなくその後の僕の人生を大きく変えた一年だった。周りの友達が受験勉強に追われる中、僕は大学に行くことへの意義を見出せず、ただただ自分の興味のあることに片端から打ち込み続けていた。焦りは感じていなかった。むしろ、大学に行くことの意味も考えず、ただ大学生になる為だけに受験勉強に励むクラスメイト達に疑問さえ感じていた。

  ある日、僕は友達と休み時間の暇つぶしに大学のカタログを眺めていた。何気なくページをめくっていくと、そこには聞いたこともないような名前の学校の宣伝がのっていた。NICという学校を知ったのはそのときのことだった。NICは言わば留学斡旋機関で、一年間英語を勉強した後にアメリカ、またはイギリスやオーストラリアなどの大学に留学をするというものだ。僕はNICのホームページで色々な事を調べていくうちに留学するということに強烈な魅力を感じている自分に気がついた。

 とりわけ僕の気を引いたのはネバダ州立大学ラスベガスにあるホテル経営学部のカジノ経営専攻だった。僕は小学校の頃からカジノに興味があった。父が働いている東北大学の文化祭の出し物の一つであるカジノに毎年行っていて、その雰囲気やカジノのゲームに魅力を感じていたのがその理由だ。だから、インターネットでカジノ経営に関する授業があると知ったときは、驚いたのと同時にすごく嬉しかった。その後、親とも相談しよく考えた結果、僕は留学という道を選び今現在ネバダ州立大学ラスベガスに在学している。

 僕は将来の夢を沢山持っている。その中でも、留学を決心するきっかけでもあったカジノ経営は卒業後の最初の通過点と考えている。口に出す程簡単ではないのは百も承知だが、カジノの経営者になる、というのが最初の目標だ。

 常々考えていることだが、僕は夢を実現するためには最低でも三つのステップを通過しなければならないと思っている。一にはまず夢を持っているということだ。これは当然の話で大前提でもあるが、夢を持たずして夢を実現するということは有り得ない。二にその夢を実現するためには何をしなければならないか、あるいは何をするべきか、というのを分かっていなければならない。僕の場合だが、余程恵まれていない限りカジノの経営者になるという事はそう簡単ではないだろう。となれば、どうすれば実現できるかという方法を知るのは不可欠だ。そして三に、その夢が実現できるまで二で知りえた方法を実践し続ける必要がある。そうして継続して努力し続けた結果として夢を実現できるものだと僕は思うのだ。

 だから僕はどうすればカジノの経営者になれるだろうかと考えた。当たり前のことだがカジノ経営学部を卒業したからといってそれだけでカジノの経営者になれるとは限らない。むしろそれでカジノ経営者として成功できるほど世の中は甘くない。カジノの経営者に求められるものは大きい。

 経営者としての様々な分野の知識やリーダーシップ、プレゼンテーションのスキル、または人脈や人間性など、色々必要とされるものはあると思う。また、起業するための知識も今の僕には全くない。そこで僕は、在学中は学生のうちにできること、卒業後は仕事を通して学べることを学ぼうという結論にたどりついた。

  今僕は時間があれば図書館で本を読み漁ったり、色々なイベントに参加して人と出会ったり新しい物事を体験、経験するなど自分の可能性を広げるために日々挑戦している。また、ディズニーやサイパンのPICというホテルが提供しているインターンシップで半年間ずつ働き、より多くの経験と実践的な知識を学びたいとも思っている。さらに、UNLVのHotel Mentor Programに参加し、今実際にラスベガスのカジノで管理職として働いている方と一年間ペアになり、カジノ経営について色々教えて頂いたり、アドバイスを頂いたりしようとも考えている。

  卒業後は、色々な分野の仕事を経験して現場の知識を学びたい。具体的には、会計学、マーケティングや営業などの仕事を三年単位で経験して十年、あるいは十三年を目処に独立しようと思っている。「貧乏父さん金持ち父さん」の著者であるロバートキヨサキ氏は仕事から得ることのできる知識、経験の重要性を指摘しているが、その点に関しては全く共感であった。僕は、ある仕事をすればいくら給料がもらえるかではなく、ある仕事をしたときそこから何が学べるかというのが一番大事だと思っているからだ。今までも長期休暇などを利用して様々な分野の仕事を経験してきたが、卒業後も十年弱かけて来たるべき時に備えて準備をしたい。

 今回、十年後の自分というテーマでエッセイを書いているにもかかわらず、現在の自分について書いてきたのには理由がある。僕は、今やっていることの積み重ねこそが自分の将来を形作っていくと信じているのだ。十年後はこのように在りたいと口に出すだけなら簡単なことだが、口に出すだけで終わってしまっては夢もただの理想として終わってしまう。僕は、今から十年後に過去を振り返ったとき、結局口だけで何もしなかったなどと後悔したくはない。だからこそ一日一日をどう過ごすかが大切だと思っている。一日一日の積み重ねが十年後、あるいは十数年後に夢を叶えることになると確信しているのだ。

  このエッセイを書くにあたって、僕は改めて自分の将来について考えた。うまくいけば、十年後にはアメリカのどこかで小さなカジノを経営しているかもしれない。あるいは、まだラスベガスのカジノで従業員として働いているかもしれない。いずれにせよ、十年後も僕は常に挑戦者であり続けたい。今のように一日一日できることをしながら、僕はいつか絶対に自分の夢を実現させる。

 十年後までに叶わなかったとしてもあきらめないし、失敗も恐れてはいない。ありきたりだが、自分で限界を作ってしまえばそれ以上のものは得られなくなってしまう。僕が、カジノの経営者なんて無理に決まっているとか、最初から無理だったのだなどと決め付けてしまっては夢もそこで終わりだろう。だから、僕はこの道を志してから今まで一度も自分の成功を疑ったことはない。そして、十年後もそれが変わることはないだろう。

  僕は今毎日が楽しい。日々気が赴くままに自分の好きなことに取り組んでいる。自分の夢に向かって色々なことに挑戦することができる最高の環境にいることに感謝すると同時に、それほど裕福でもないのに兄弟三人全員にチャンスをあげようと僕にも留学を許可してくれ、夢を応援してくれている親にも心から感謝したい。

 十年後に、自分の夢を実現するという形で恩返しができればと思う。夢はカジノの経営者になることだけではないが、もちろん全部叶えるつもりだし、そのための努力も惜しまない。夢と理想は紙一重だ。僕は夢を理想で終わらせたりはしない。

 

   

   藤田様からコメント頂いております。

 

弊社がUNLVとの関係が出来たのは、UNLVで単なる学問としてではなく、現場でも使えるカジノマネージメントという研究が行われていたからでした。日本において、カジノの合法化に向けての動きも確実に進んでいます。合法化の暁には、既存の海外のカジノオペレータにカジノ運営を全て任せるのではなく、日本人による日本のためのカジノの運営を行うところが出てくることは非常に喜ばしいことです。 カジノというビジネスの本質をしっかりと身に付けた日本人経営者が育っていくことを心から切望しております。

株式会社エンタテインメントビジネス総合研究所                代表取締役社長 藤田 宏

 

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